Sketchからのインポート
SketchはUIデザインに適した、人気のベクターグラフィックツールです。FlintoではSketchプラグインを提供しており、こちらをダウンロードして使えば、SketchからFlinto for Macへ複数の画面デザインを簡単にインポートできます。最初のインポート後にSketchファイルをアップデートし、再度インポートすればFlinto内のコンテンツをアップデートできます。
「Send to Flinto」Sketchプラグインのインストール
FlintoのSketchプラグインをインストールする前に、Sketchがコンピューターにインストールされていることをご確認下さい。
「Send to Flinto」Sketchプラグインはflinto.com/mac_sketch_pluginからダウンロードできます。このページヘのショートカットは、Flinto >「Sketchプラグインをインストール」からもアクセス可能です。ダウンロードしたら、ファイルをダブルクリックしてSketchで開き、インストールして下さい。
「Send to Flinto」の利用
「Send to Flinto」SketchプラグインはSketchの作業中のページで使え、最低1つのアートボードが必要です。Sketch内のプラグインメニューから有効化するか「command + control + shift + F」キーボードショートカットを使います。
プラグインが有効になったら、Flintoファイルのオプションを設定できるウィンドウが開きます。Sketchのアートボードのサイズに合わせて、自動的にターゲットデバイスのサイズが提案されます。デバイスサイズを選ぶか、カスタムサイズの数値を入力して下さい。
またスケールの値を変えることで、ターゲットデバイスのピクセル密度に合わせてドキュメントを拡大できます。例えば1xのピクセル密度で作業し、iPhone 6のような2xピクセル密度のデバイスをターゲットとする時、スケールを200%に設定することでデザインが適切に調整されます。Flinto for Macはビットマップレイヤーを使用するので、グラフィックがぼやけないようにするにはインポート前にスケールを設定する必要があります。
すべて設定が済んだら「Send」を押します。Sketchドキュメントの各アートボードは、Flinto for Macの画面に変換されます。Flinto for Macが開き、新規Flintoドキュメントが表示されるか、既に開いているドキュメントにSketchファイルを統合するオプションが表示されます。このファイルは自動保存されないので、インポートしたらまず保存して下さい。
特性のインポート
ビットマップ化と統合
「Send to Flinto」Sketchプラグインは、可能な限りベクターの形状のレイヤーを保持し、保持できない場合はレイヤーをラスタライズ(ビットマップ化)します。Flintoは塗りつぶし、ボーダー、シャドウが単一のベクター長方形に対応しています。長方形レイヤーにFlintoで未対応の属性がある場合、Flintoへの読み込みの過程でビットマップとして統合されます。
さらにインポートの際にはグループが「子」なしの状態で統合されます。この統合によりエクスポートがスピーディになり、結果としてプロトタイプがシンプルになります。グループが統合された後に個々のレイヤーにアクセスしたい場合は、Sketch内でそのグループ内にグループを追加し、再度インポートして下さい。
制限
Flinto for Macではご利用いただけないSketch機能がいくつかあります。
- ぼかし効果: Flinto for Macはぼかし効果に非対応。そのため先にSketch内でビットマップに統合しておかない限り、ぼかし効果はインポートされない
- マスク: Flinto for MacはSketchのマスクシステムとの互換性がないため、マスクのあるレイヤーは自動的に統合される
- ブレンドモード: Flinto for Macはブレンドモードに非対応。ブレンドモードを使ったレイヤーのあるグループを統合することで、効果を保持できる
再インポート
SketchからFlinto for Macへデザインを送信した後に、元のSketchファイルをアップデートすることもあるかもしれません。加えた変更をFlintoへ送るには、最初と同様の操作を繰り返して下さい。Flintoファイルは更新され、リンクは保持されます。
新しいレイヤーは追加され、削除されたレイヤーはなくなります。追加されたアートボードは新しい画面として追加されますが、削除されたアートボードはFlinto内では画面として残されるので、消去したい場合は手動で消して下さい。